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【ダメ】ボッタクリ外貨建て保険の被害者が急増中【絶対】

投稿日:2019年1月27日 更新日:


生命保険会社が銀行の窓口で販売している外貨建て保険の苦情が急増していると報道されています。2017年度の苦情件数は1,888件と、5年前の2012年度に比べて3倍超に増加しました。しかも、この数字は外貨建て保険を販売している当の本人である生命保険会社の全国組織である生命保険協会が会員各社会社から聞き取ったもので、実際には水面下で相当数の泣き寝入りが存在すると見て間違いありません。

外貨建て保険の為替リスクを顧客が十分認識できていなかったということであれば自己責任の側面が強いですが、多くの外貨建て保険は、手数料を様々な名目で二重三重に取る構造になっており、わざと複雑に記載された説明書を丁寧に読み解くと、保険に加入した瞬間に保険会社と代理店に1割強を奪われる内容になっていることも少なくありません。 

日本経済新聞によれば、2018年4~9月期の銀行窓販での一時払い保険の販売額は、前年同期比24%増の2兆2,300億円で、うち9割近くを外貨建て保険が占めているとのこと。ざっくり毎年数十万人が外貨建て保険の餌食になっている計算になります。

そもそも、外貨での運用収益を顧客に還元する構造の投資商品であれば、保険会社や保険代理店にマージンを取られずに、ネット証券で外国株式やETFを自分で直接購入すれば良いのであり、そうすれば手数料は0.3%以内に抑えられます。

私も保険代理店の勧誘を最寄り駅のカフェでマンツーマンで受けたことがありますが、週末に遠方からわざわざ2人の保険代理店の社員がやって来て、コーヒーを奢ってくれて(私は断りましたが)、1時間強もかけて勧誘して来る訳ですが、なぜそれだけのコストをかけて保険代理店が保険を販売するかというと、それだけ販売手数料が保険代理店に入るからです。そして、その販売手数料は、全て貴方のお金から払われています。

こうしたボッタクリ外貨建て保険が横行していることには金融庁も業を煮やしており、外貨建て保険で保険料の支払総額に対して見込める「実質利回り」を顧客に開示することを定めたガイドラインをまとめる方向で金融庁が既に調整に入った報道されています。

新たなガイドラインが取りまとめられ、外貨建て保険と他の投資商品との比較が容易になれば、ボッタクリ外貨建て保険がいかに搾取的な契約内容かが明らかになり、騙される被害者も減少していくでしょうが、それよりも前に保険代理店等が最後の稼ぎ時とばかり販売攻勢を強めるのは目に見えており、十分注意する必要があるでしょう。

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